長い人生何が起こるかわからない・・・
今回の記事は、私が経験したことを書いていきます。書く内容は、捜索願の出し方、その費用や見つかるとどうなるということです。一般的なものではないかもしれませんが、何かの参考になればと思い、記事を書いていきます。
事件の概要
見出し大げさ(笑)
私が住んでいる家は大豪邸(嘘)なので、私以外にも親戚が住んでいます。この親戚のことを一郎(仮称)としておきましょう。
この一郎は、統合失調症という病気にり患していて、仕事をすることができず約20年くらい家に引きこもっていました。その間は特に失踪騒ぎを起こすこともなく過ごしていました。
そんな一郎ですが、夕食を食べた後から行方をくらましました。不在に気づいたのが翌日の昼頃。まあ、一郎は一人で買い物に行けるので、買い物にでも行ってるんだろうとの認識でした。
しかし、その日の夜になっても帰ってこず、「早めのGoToキャンペーンか?」なんて冗談を言っていました。
明日になったら家にいるだろうと思っていましたが、明日のなっても帰ってきていませんでした。そこで慌てて、失踪してから2日後に管轄の警察署に捜索願を出しました。
そして、捜索願を出した3日後に警察署から電話がかかて来て、「一郎さんを見つけたので、すぐ来てください」と言われました。警察に向かい一郎を保護し、病院に入院させました。
以上が、事件の概要です。
捜索願の出し方
捜索願なんて普通に生活してたら出しませんよね。私もそうでした。
とりあえず警察署のホームページを検索したんですが、県警のホームページはあるんですが、管轄の警察署のホームページがありませんでした。仕方がないので、捜索願の一般的なことだけ調べて、警察署に向かいました。
ちなみに、持って行ったのは、行方不明者の身分証明書(保険証と障碍者手帳)と私の免許証でした。私は持っていくの忘れたのですが、自分の印鑑も持って行ったほうがいいです。忘れると指印を押すことになります。後は、行方不明者の写真があるとよいでしょう。
警察署でのやり取り
捜索願を出す部署は、生活安全課という部署でした。たぶんどこの警察署でもそんな名称でしょう。わからなければ、警察署の前で暇そうに立っている門番さんに聞きましょう。私もその門番さんに聞いて教えてもらいました。
警察署についたのは、17時30分ぐらいでした。受け付けが間に合うのか心配でしたが、捜索願は18時まででそのほかの受け付けは17時でした。時間に関しては事前に電話して聞いたほうがいいでしょう。私は動揺していたので、電話するのをすっかり忘れていました。
生活安全課につくと、取り調べ室に案内されて、事情を聞かれました。紙の申請書を書かされると思ってましたが、警察官が私に質問を行いその答えを警察官がパソコンに入力していく形式でした。
聞かれたことは、記憶が曖昧ですが覚えている範囲では下記の通りです。
- 私の氏名、住所、職業、生年月日、携帯番号
- 行方不明者の氏名、住所、生年月日、職業、血液型、本籍地(字まで番地聞かれず)
- 行方不明者の身長、体重、体形
- 行方不明者の身体的特徴(目立つ傷の有無、髪の毛の色、歯医者の通院歴)
- 行方不明者が居なくなった時の服装
- 失踪した日時と場所
- 病院の通院歴
- 行方不明者がよくいく場所
- 行方不明者が自分の名前が言えるかを受け答えできるかどうか
- 自殺の可能性があるかどうか
- ラジオなどで情報提供を求めるか否か
ここで一郎の身分証明書を持って行ったので、生年月日などの受け答えがスムーズにできました。写真があれば身体的特徴などの説明ができるので、あれば持って行ったほうがいいです。
大体やり取りは30分から40分ぐらいで、身分証明書などはコピーを取られます。
捜索は積極的に行われるというより、「警ら隊が警ら中に見つけた連絡します」ぐらいのニュアンスで話していました。
行方不明者が見つかるとどうなるのか
行方不明者が見つかった場合はどうなるのか。一般的には家族が迎えに行って、行方不明者を保護します。何日間も彷徨っていた場合には、栄養失調なども考えられるので、病院で診察させ、必要があれば入院させます。
事件性がない限り、基本的には警察は何もやりません。出来ないといったほうが正しいのかも。
ちなみに以下は私が経験したことです。
発見の報告
捜索願を出した3日後に、捜索願を出したところとは違う警察署から電話がありました。
ちなみに警察署の電話番号は、下4桁が 0110 なのですぐわかります。
もちろん急にかかってくるので、めちゃくちゃ焦ります。
電話を取ると一郎を警察署で保護しているとのこと。すぐ来れるか聞かれたので、すぐに行くと答えその警察署に向かいました。
警察署につき、一郎に何してたか聞くと「遊んでた」とのこと。5日間も家に帰らず遊ぶってどういうことかと問いただしましたが、支離滅裂な答えが返った来て、だいぶ精神的にやばい状況だなと感じました。
どうやって発見されたか警官から話を聞くと、「小学校の近くに不審者がいる」という市民からの通報により発見されたとのことでした。
一郎はどちらかというと他人に危害を加えるタイプではなく、一日中ボーっとしているタイプです。なので、小学校で何かことを起こそうしているとは思いませんでしたが、小学校の近くにいたと聞くと私の心中は穏やかではありませんでした。
一郎の荷物を確認するとやばいものが出てきました。明らかに自殺用の道具が出てきました。本人に問いただしても、また支離滅裂な答えが返ってきて、非常に困惑しました。
警察官が私に「このまま家に帰ったら危ないから、通院している病院に入院させたほうが良い」と言ってきました。そこで、私は病院に連れて行きました。
病院に入院
一郎を病院に連れていき診察させました。所持していたものが、かなりやばいものだったので、医者もだいぶ切れ気味でした(笑)普通、精神科のお医者さんて優しい口調で話すんですけどね。
ということで、即入院が決まり独房みたいなところ(正式名称がわからん)に入れられました。そのころになると一郎も少し落ち着いてきました。そして、お腹が空いたからパン食べたい」とか言い始めました。
こちとら一郎の対応で一日中動き回り朝から何も食べてなかったので、この発言に切れそうでしたが(笑)パンとポテトチップスを上げました。
その後も家に帰って入院用の着替えや生活用品準備して病院に持って行ったので、すべての作業が終わったのは夜の10時でした。
かかった費用は?
結論から言うと、捜索願を出すことについては費用は掛かりません。警察官が捜索する場合には、費用が掛からないということです。
大規模な捜索の場合(山の中など)は、民間の捜索隊を雇う場合にお金がかかるそうです。なので、ボランティアで捜索を手伝ってくれる人も多数います。行方不明の子供を見つけたスーパーボランティアの方が有名になりましたよね。
まとめ
以上が、行方不明者の捜索願を出す方法とその費用・見つかるとどうなるかについてでした。
今回は、私が経験したことを中心に書きました。最悪の事態にならなかっただけ良しとします。一郎も独房から一般病棟に移りだいぶ落ち着いているようです。今後どう治療していくかが、新たな問題にもなっていきますが・・。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです!
って、行方不明者が出ないほうが本当にいいんですけどね~・・
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